Never be Rational

3月14日は円周率の日。誰が何と言おうとも。

3.14を3としても可とするとかで世を騒がせたそうですが、結局πでおくのかよと思った中学時代。

ちなみに途中からゆとり教育に切り替わって高校卒業あたりでまた切り替わった政府お墨付きの教育失敗世代ですが、円周率は3.14で習ってました。なんかどうぶつの森のどうぶつたちが今日はホワイトデーだとかで浮足立ってましたが、先月は贈りも贈られもしないし関係ない、っていうかそもそもホワイトデーとかバレンタインデーの消費者心理を一ヶ月後にも転用して一儲けしたいっていう魂胆が透けて見えるんだよって批判しようと思って調べたらなんか全国飴菓子工業協同組合が古事記と日本書紀にて初めて飴がつくられた日が3月14日であるとかヴァレンティヌスの殉職の1ヶ月後にヌケヌケと結婚しおうせたカップルが再び愛を誓いあったとかいうそれどこ情報よって感じのエピソードに基づく日だとか主張していてそりゃあ私もほとんどのうんちくがWikipedia由来ですからどこから情報を引っ張ってこようが構わないけれどわざわざそんな説を引っ張ってきてまで自らの商魂を正当化しようとする姿勢が気に入らないし何故ホワイトデーが日本発でアジア近辺でしか広まっていないのにホワイトデーだなんてさもバレンタインデーとセットで西洋からやってきましたよと言わんばかりのハイカラな名前なのかということへの説明になっていないから誰か私に飴を下さい。

というわけで今日は3月14日にちなみ、人によっては考えだしたら眠れなくなってそれ以外の多数派にとっては考えだしたらすぐに眠くなる円周率πについて。

 

円周率が描かれた壁を指差す女性
“Raum M4 des Buigen-Gymnasium Herbrechtingen” taken by Gabriel Memmert

結局円周率って何者だったんだろうと。義務教育時代は公式に書いてあるから覚えて、あとはスタートレックでコンピューターが反乱を起こしたときに円周率を計算するよう命令して時間稼ぎをしていたから永遠1に続く数字なんだな、程度の認識でした。円周率とはその名が示すように円周の率(比率)、何に対しての比かと言うとそれは円の直径だそう。直径が1の円の円周の長さがπということ。数字に強い人からしたら何を言ってるんだこいつはって感じだったり、あるいはこの説明の時点でなにか間違ってるかもしれないのですが、まあその時は優しく指摘して下さい。より視覚的にπが何者なのか知るなら以下のgifアニメーションが分かりやすいですね。

 

 

直径 1 の円の周長が π であることの説明アニメ。
直径 1 の円の周長が π であることの説明アニメ。 created by John Reid & Arpad Horvath

「半径×2×3.14=円周」と覚えていた小学生の頃の自分にこれを見せてあげたらもうちょっと算数に納得できたかも。この直径1の円の円周が、小数点以下がループせずに無限に続く無理数だなんて不思議な感じですよね。そして無限に不規則な数字が続くということは、その中にはありとあらゆる数列が含まれうるということでもあります。まるで無限の猿定理2のように、円周率の中には私の生年月日や没年月日も、アスキーコードに変換された過去の文豪の名作や未来の名作、全ての生物のゲノム情報から未発見のエネルギーのこととか何から何まで記述されている可能性があるのです。円周率の最初100万桁を載せたサイトでは誕生日4桁くらいなら見つかると思います。さらなる深みを求めるなら、インターネット・アーカイブにて円周率1兆桁のファイルがあげられてます。10分割されたzipファイルの1つが43.7GBもありダウンロードに数日はかかる計算なので私は断念しましたが、どなたか強靭なネット回線と潤沢なストレージをお持ちの方は試してみて下さい。

日本円の1円硬貨は丁度直径2cmだそうですが、財布を膨らませて募金箱へ厄介払いされる彼らの円周の2分の1にそんな膨大な情報が含まれているかもしれないだなんてロマンがあるとは思いませんか3。昔『オーラの泉』的なスピリチュアルな番組で、「神様はどんな姿?」と問われた出演者が「円」と答えていたのが印象的だったのですが、円の持つ完璧性や無限性というのは円周率にも裏付けられているのかもしれません。というわけで皆さんホワイトデーなんか祝ってないで円周率を崇めましょう。円周率は無限の象徴であり、永遠の約束です。ぽっと出のホワイトデーなんかよりもよほどロマンチックで恋人と祝うのに相応しい日じゃないでしょうか。指輪をプレゼントして、丸い夕日を眺めながらパイでも食ってろ。

 

 

  1. どうでも良いのですが、「延々と」を「永遠と」と混同している文章を見ると、簡単に永遠を信じられるだなんて羨ましいなって気分になりませんか?
  2. 理論上はランダムに文字列を生成し続けたらどんな文章でも生み出せるとする定理。永遠に生きる猿にタイプライターを渡して文字を打たせたらそのうちシェイクスピアの作品をつくるだろうというイメージ。決して猿が人間と同等の知性を獲得することを示唆するものではない。
  3. もちろんこの世に正確な円などありませんし、それから仮に何か有意な数列を引き出せたとして無限に名作が入っている可能性があるなら無限に駄作が入っている可能性もまた同等にありますよね。

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