GIMP 2.10.0 RC が公開されていたこと

キャンバスをShift+中ドラッグで回転させられるの、実装されて5年経つのに知りませんでした。

お絵かきするにも写真編集するにも必要な画像編集ソフト。中学生の頃はイラレやフォトショ、SAIといった有料のものには手が出せずフリーソフトでやりくりしていました。社会人になったら買おうと意気込んでいたものですが、Creative Cloud のおかげで買い切りという選択肢が無くなり1、毎月支払い続けることに二の足を踏んで結局オールフリーソフト生活です。そういうわけで画像編集ソフトのGIMPとは(一方的に)長い付き合いなのですが、先月2018年3月26日に ver. 2.10.0 RC2アナウンスされ、現在ダウンロード可能になったようです。

※同年4月28日にRCが取れた安定版のGIMP 2.10.0 が正式にリリースされました。

 

起動画面。”we glitch, because we twitch (グッとくるからこそバグっとる)”
眩しいのが苦手なので何でもかんでもダークテーマにしていますからこれはありがたい

RCということで正式なリリースというわけではありません。エラーで突然終了しても許してね、というおちゃめな起動画面と共に新しい編集画面。デフォルトではダークテーマが採用されていますが環境設定から変えられます。タスクバーのアイコンの犬? がミニマルフラットになったのは時代って感じがしますね。

 

お手軽に明暗を操作できます

新機能としてはリソースの使用状況をモニタリングできる機能や、デバッグログの生成、ファイル復元など、昔突然のクラッシュで4時間分の作業が消えた経験があるのでありがたさが沁み渡る機能が実装されました。それからマスクをレイヤーグループに適用させられたり、シャドウとハイライトを変更するフィルタが追加されました。やり方さえ分かっていたら前からできたことではあるんですけど、最近スマホアプリで編集することが多くてシンプルな調整に慣れてしまったので手間をかけず編集できるようになるのは嬉しいですね。あと JPEG 2000 に対応したとのこと。試しにミラーレスで撮ったRAW画像を JPEG 2000 で現像して読み込みました。読み込みに時間かかってフリーズしたかと思いましたが待ってたら開けてました。JPEG 2000 のメリットを享受できるほどの人間ではないのでこれから使うかは分かりませんが、不可逆圧縮の後戻りできない感に苛まれるタイプの人にはこの対応は吉報なのではないでしょうか。

 

元画像。Darktable (フリー現像ソフト) で ARW から JPEG 2000 に書き出した
LABに分解して、エッジからマスクをつくりシャープをかけてLABを再構築することにより、ちょっと水滴がくっきりした。新しいシャドウ・ハイライトフィルターも適用。あとは色温度調整も。

写真はこないだ雨の日に散歩した時のものです。無駄にRAWも保存していたので試しに使ってみました。新しいUIはアイコンを見分けるのに手間取りますがそのうち慣れるでしょう。GIMPってアップデートが出ても中々気づかないもので、今回しばらくぶりにアップデートしたのですが他にも前景抽出選択が進化してたりレイヤーにカラータグがつけられたりと色々使いやすくなっていました。RC版に限らずとも皆さん是非率先して人柱になり使いやすいフリーソフト文化の発展に寄与しましょう。

  1. ソフトウェア開発が慈善事業じゃないのは分かっていますが月額料金制ってユーザー側のメリット殆どありませんよね。ランニングコストが安くなってサポートが受け続けられるってことよりも、ある程度枯れていてオフラインで使えるし何より貯金が更に減っていくことがないという安心感を私は求めます。
  2. Release Candidate=ベータ版より安定してる製品候補版

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